2017年12月31日
「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる⑮―ヒノキの四方柾柱と大黒柱
「松ヶ岡」旧山崎家住宅の構造材は主にヒノキ。ヒノキには強い殺菌性、抗菌作用があるため、腐りにくいという特性があります。
座敷など目に付く場所の柱はすべてヒノキ。安政3年(1856年)築ですから、築後161年が過ぎ色艶が増し、落ち着いた風合いに。グルリと周囲をチェックしてみましたが、背割りやひび割れは見当たりません。木目の詰まった四方柾には、捻じれのようなものも見られません。
座敷など目に付く場所の柱はすべてヒノキ。安政3年(1856年)築ですから、築後161年が過ぎ色艶が増し、落ち着いた風合いに。グルリと周囲をチェックしてみましたが、背割りやひび割れは見当たりません。木目の詰まった四方柾には、捻じれのようなものも見られません。
ここまで目の詰まったヒノキとなると、ここでも尾鷲ヒノキが思い出されます。
大黒柱は土間と床上の境にあり、この通し柱もやはりヒノキ。スケールで計ってみると、ちょうど1寸角。見せるための柱ではなく、あくまでも家を支える役割に徹しているようです。
大黒柱は土間と床上の境にあり、この通し柱もやはりヒノキ。スケールで計ってみると、ちょうど1寸角。見せるための柱ではなく、あくまでも家を支える役割に徹しているようです。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:18│Comments(0)
│歴史・産業遺産・寺社・文化財