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2018年01月08日

「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる⑳―水路とサッパ船

水路 「松ヶ岡」旧山崎家住宅の東西と北側には、堀割が造られています。北側を流れる逆川の河川改修により、現在、堀に水はありませんが、かつては逆川とつながり、堀というよりも引き込み水路だったようです。

 その証拠とも言えるのが、昨年(2016)2月13日の訪問時には蔵の前にあった小船。底が平らなサッパ船です。水路跡に残る石垣の上に建てられた土蔵の石積みの出っ張りは、船を繋ぐもやい杭のようなもの。油屋、葛布問屋で栄えた山崎家は、逆川、太田川を経て、太平洋とつながっていたのです。

サッパ船 おそらく、沓脱石として使われた本鞍馬石も、石樋に使われた伊豆石も、はるばる京都や伊豆から船に乗せて運ばれて来たものでしょう。川と水路とに囲まれた旧山崎家住宅は、豪商にふさわしい水運機能を備えた邸宅だったのです。の東西には、堀割が掘られています。北側を流れる逆川の河川改修により、現在、堀に水はありませんが、かつては逆川とつながり、堀というよりも引き込み水路だったようです。

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:13│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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