› 自然と歴史の中を歩く! › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる⑯―風呂と鏡

2018年01月04日

「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる⑯―風呂と鏡

ヒノキの風呂桶 安政3年(1856年)築の「松ヶ岡」旧山崎家住宅ですが、明治11年(1878)北陸東海御巡幸時に行在所(宿泊所)として明治天皇を迎えるに当たり、浴室・便所棟の改修が行われました。

 当時のヒノキ浴槽(風呂桶)が残されていますが、天皇が入った浴槽に家人が入るのは畏れ多いとして蔵の中に保存されていたものをそのまま復元したとのこと。

鏡付き衣紋掛け 浴室の外には、和洋折衷デザインの鏡付き衣紋掛けがあります。鏡の上は網代網みで飾られていますので、日本の職人が作ったものには違いないと思います。しかし、この衣紋掛けが明治11年(1878)当時のものだとすると、歪みのない透明ガラスの裏面を銀メッキした現代と同じ製法の鏡が使われているのが気になります。もしかしたら、舶来の鏡が使われているのかも知れません。

 【関連記事】「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる①―庭の紅葉と歪みガラス越しの紅葉


同じカテゴリー(歴史・産業遺産・寺社・文化財)の記事

Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:21│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる⑯―風呂と鏡
    コメント(0)