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2018年01月10日

「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる㉒―水切瓦と目板瓦

水切瓦 白壁土蔵の漆喰壁の中程に庇のように突き出した瓦があります。これは、高知県を中心に見られる「水切瓦」と呼ばれるもの。海水混じりの雨から漆喰壁を守るために発達した伝統構法で、富の象徴として何列にも「水切瓦」を施す土蔵が増えたとのこと。

 たった1列瓦を並べただけの庇が雨を防ぐとも思えませんが、遠く四国の伝統構法が掛川の土蔵に残っているのには興味が掻き立てられます。

目板瓦 また、「松ヶ岡」旧山崎家住宅の外側を取り囲む板塀には、目板瓦と呼ばれる平らな瓦が載せられています。板塀には傷みが目立っていましたが、角桟の目板瓦はまだ大丈夫です。

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:06│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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