2017年06月23日
76回目は朝秋葉⑥―表参道で咲くササユリ
季節が変われば、秋葉山表参道で目に止まる野草も違って来ます。近頃、見る機会が減ってしまっていたササユリですが、今回は2株を確認することが出来ました。
秋葉山のササユリが数を減らしているのには、どんな要因が考えられるのでしょうか?
ササユリは種子で繁殖。種子から芽生えたササユリは、1枚あるいは数枚の根生葉を出すだけで、茎はありません。そのため、幼苗の時期には、地表面にある程度の光が当たっている場所に侵入する必要があります。開花できるまでに生長するのに数年がかかるとすれば、少なくとも数年間は地面にまで日が当たる状態が継続されないと、生長して花を咲かせることができないことになります。
表参道では、開花した2株の他にも、生長途中のササユリの葉もないことはありません。ササユリの減少の要因としては、表参道の日照不足、森林の荒廃が考えられます。
しかし、それ以上に深刻なのは、こっそりと球根ごと持ち去る人たち。球根を採取して移植しても、ササユリの球根は同じ場所で栽培すると病気になって消滅してしまいます。
「やはり野に置け百合の花」―山に咲くササユリを盗らないでください!
秋葉山のササユリが数を減らしているのには、どんな要因が考えられるのでしょうか?
ササユリは種子で繁殖。種子から芽生えたササユリは、1枚あるいは数枚の根生葉を出すだけで、茎はありません。そのため、幼苗の時期には、地表面にある程度の光が当たっている場所に侵入する必要があります。開花できるまでに生長するのに数年がかかるとすれば、少なくとも数年間は地面にまで日が当たる状態が継続されないと、生長して花を咲かせることができないことになります。
表参道では、開花した2株の他にも、生長途中のササユリの葉もないことはありません。ササユリの減少の要因としては、表参道の日照不足、森林の荒廃が考えられます。
しかし、それ以上に深刻なのは、こっそりと球根ごと持ち去る人たち。球根を採取して移植しても、ササユリの球根は同じ場所で栽培すると病気になって消滅してしまいます。
「やはり野に置け百合の花」―山に咲くササユリを盗らないでください!