2017年06月23日

細江・長楽寺を訪ねて⑤―梵鐘

護摩堂横の鐘楼 長楽寺には鐘楼が2つあります。護摩堂横の鐘楼は、山門脇のもう1つの鐘楼と比べると一見貧弱には見えますが、約300年前に建造され解体処分された本堂の建材で作られた総ケヤキ作りの鐘楼とのこと。ここに吊るされている梵鐘こそが、県指定文化財です。

「遠江國引佐郡氣賀庄 長樂寺 嘉元三年乙巳四月十日鋳之」の文字 梵鐘に刻まれている文字を近づいて見ると「遠江國引佐郡氣賀庄 長樂寺 嘉元三年乙巳四月十日鋳之」とあります。「嘉元(かげん)三年」とは西暦1306年ですから、今から何と710年以上も前の鋳造。

梵鐘 鋳造年を示す鐘銘が刻まれた梵鐘の中では、県内で2番目に古いものとのこと。戦時供出を免れて現在も残っているのは、その価値が認められたためと思われます。



同じカテゴリー(ウォーキング・ぶらり旅・町歩き)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
細江・長楽寺を訪ねて⑤―梵鐘
    コメント(0)