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2017年06月25日

76回目は朝秋葉⑧―もみじ茶屋跡の石積み

もみじ茶屋跡の石積み 「十四丁」と刻まれた舟形光背の町石が立つ付近の低い石積みは、かつて「もみじ茶屋」があった跡。石積みの奥にはカエデの木がありますので、秋になれば赤く色づく秋葉を眺めることもできます。

 今回は、表参道に面した平場の反対側に回ってみました。すると、石積みの1ヶ所が凹の字のようにへこんでいるのが分かります。

 この不思議な形の石積みは何のためだったんでしょう?勝手口だったとしても、そこを低くする必要はありません。火焚き口が1段低いところにあるのも危険な話。薪を保管する場所なら建物脇で良いはず。

もみじ茶屋跡の凹型石積み もしかしたら、炊事場の水を山の斜面へと流す排水用の樋、あるいはトレイ用の甕が備えてあったのかも知れません。

 少し前までのトイレは、どこの家でも汲み取り式。しかも、汲み取った糞尿は、田畑の肥やしとして農家が引き取って行くのも当たり前。表参道の茶屋だって同じだったはずです。

 これはあくまでも仮説に過ぎませんが、もみじ茶屋跡の石積みの形にも、時代の流れを感じてしまいました。

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