› 自然と歴史の中を歩く! › 出かけよう!北遠へ › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 峰之沢鉱山の遺構を訪ねる⑨―鉱員アパート跡

2017年04月16日

峰之沢鉱山の遺構を訪ねる⑨―鉱員アパート跡

インクライン跡 峰之沢鉱山の遺構として、本坑口跡の上に残る鉱員住宅はよく知られています。1枚めの写真は、天竜川対岸の青谷から望む下平山の風景ですが、杉林の中央が縦に裂けているように見えるのが、インクラインと呼ばれる軌道が設けられた跡。その裂け目の最上部に見えるのが、鉱員住宅として使われていた2棟のアパートです。

 かつて鉱山で働いた従業員の住まいとなったアパート跡。北遠の近代化を支えた鉱山には、久根鉱山や名合支山などもあり、それぞれに鉱員住宅跡は残っていますが、鉄筋コンクリート製アパートがあったのは峰之沢だけ。

鉱員アパート跡 アパートが建てられた場所は決して平らではありません。3階建てのこのアパートは、傾斜した面に建てられているのです。

 山の斜面のアパートは、階段状の建築。2棟合わせて24戸のアパートは、狭い山の斜面という悪条件の敷地に階段状に建てられた工夫の産物です。



同じカテゴリー(出かけよう!北遠へ)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
峰之沢鉱山の遺構を訪ねる⑨―鉱員アパート跡
    コメント(0)