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2020年06月06日

春野町堀之内の瑞雲院を訪ねる⑧―「瑞雲院のマキ」

「瑞雲院のマキ」 「瑞雲院のマキ」は、浜松市の天然記念物に登録されています。

 瑞雲院の境内にあり、雌木でよく実をつけ、樹勢は良好です。 推定樹齢は200年と言われ、樹高が高く県内でも珍しい巨木です。 樹高 27.5㍍ 根周り3.2㍍ 枝張り 東西11.2 ㍍ 南北13.1㍍

 浜松市の自然環境マップのコメントによれば・・・

 イヌマキは、マキ科マキ属の常緑針葉高木です。瑞雲院のイヌマキは、高さおよそ25メートル、根元の周囲およそ3.5メートルの古木です。樹齢不詳(推定およそ300年)。歴史ある瑞雲院境内の斜面に生育しています。昭和57年3月31日 旧春野町指定を継承。

「瑞雲院のマキ」 イヌマキは遠州地方では「ホソバ」と呼ばれ、冬の空っ風から屋敷や畑を守るための生垣として植えられている馴染みのマキ科マキ属の常緑樹。決して珍しい樹種ではありませんが、刈り込まれたホソバばかりを見慣れている私たちにとっては、自然樹形のまま育っているホソバを見かける機会は案外少ないのでは・・・。

 屈辱的な「犬」の付く植物名は、古くは「杉やヒノキなど、幹が直立する針葉樹」のことを「マキ(槙)」と呼んでいたことがあるため、「杉ではない」ので「犬槙」。

 帝国海軍の第六艦隊第43駆逐隊に属していた駆逐艦「槇」。日本を代表する樹木として艦名に採用されました。もちろん、同隊には「杉」もありましたけどね。

 「瑞雲院のマキ」は、旧「春野町名木百選」のNo.8「瑞雲院境内のイヌマキ」。並み居る杉の木を抑え、頭一つ抜きん出て聳えていました。

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