2020年05月31日
春野町堀之内の瑞雲院を訪ねる②―「秋葉山」の山号と「剣花菱」紋
春野町堀之内の瑞雲院の山号は「秋葉山」。瑞雲院は秋葉山瑞雲院なのです。伝承によれば、養老2年(718)に行基によって秋葉山山頂に開創された当時の名は「大登山霊雲院」。瑞雲院との深いつながりを感じさせます。
今では曹洞宗である瑞雲院は、元々は真言宗の寺。そして、今の寺紋は「三つ葉葵」ですが、かつては秋葉寺と同じ「剣花菱」。徳川家康が犬居城攻めの時、瑞雲院が元あった場所に陣をかまえたことにより、「三つ葉葵」紋の使用を許されたとのこと。
同じことは、袋井市の可睡斎でも。寺紋は「三つ葉葵」紋ですが、明治時代に入り秋葉神社から切り離された三尺坊大権現の御神体を祀ることになり、「剣花菱」紋も見られます。
今では曹洞宗である瑞雲院は、元々は真言宗の寺。そして、今の寺紋は「三つ葉葵」ですが、かつては秋葉寺と同じ「剣花菱」。徳川家康が犬居城攻めの時、瑞雲院が元あった場所に陣をかまえたことにより、「三つ葉葵」紋の使用を許されたとのこと。
同じことは、袋井市の可睡斎でも。寺紋は「三つ葉葵」紋ですが、明治時代に入り秋葉神社から切り離された三尺坊大権現の御神体を祀ることになり、「剣花菱」紋も見られます。
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瑞雲院の「剣花菱」紋は、山門2階の扉や鐘楼の飾り瓦に今も残っていますので、瑞雲院を訪れる機会があれば、ぜひ、確認してみて下さい。