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2019年01月02日

交易の歴史を学びに佐久間へ㉕―山林絵図

津倉家の山林絵図 以前、津倉さんが磐田市歴史文書館に寄贈したのは、私たち「みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚」の仲間たちと訪ねたこの佐久間の山の絵図。「松嶌屋半五郎持山」とされていますが、この山が「津倉勘六」の手に渡り(譲請)、現在まで津倉家の所有となっているのです。

 1枚は「弘化三丙午」でしたので、西暦1846年、もう1枚は「安政三年」ですから1856年。作業道のほか、「黒木但シカナギ」「杦ノ木」「唐松」「モミノ木」「檜」「松」「槻」など山に植えられた樹種が事細かに記され、「西者(は)天竜川境」と現在、佐久間ダム湖に沈んだ場所まですべてが所有林だったことが窺われます。

津倉家の山林絵図 この絵図の位置は、三信鉄道の路線が敷かれた場所。川村カネトらアイヌの測量隊が苦しみながらも任務を成し遂げた山には、津倉家所有の山林が含まれていたことになります。

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