2021年10月17日
1年ぶりの開催、津倉家見学会①―「歴史の面影感じて」

磐田市掛塚の旧廻船問屋で1889年に建築された「津倉邸」が16日、公開され、大勢の歴史ファンが江戸から明治にかけて繁栄した掛塚湊の面影を満喫した。17日も無料で公開される。
寄せ棟造り木造2階建ての津倉邸は、玄関正面に一辺30センチのケヤキの大黒柱が存在感を示す。奥には一辺20センチのえびす柱も備わり、材木の街を象徴する建物という。主催で、地元の人たちでつくる「みんなと倶楽部」の会員が、市指定文化財である福田半香(1804~64年)による日本画の掛け軸や、夏目漱石の「吾輩は猫である」の挿絵を描いたことで知られる中村不折(1866~1943年)の書「無我愛」について説明した。
来場者は、組子細工の欄間や大理石の洗面台に目を凝らした。1935年に増築された洋間では、皇族が座ったソファや漆塗りのテーブルに嘆息していた。(「中日新聞」より)
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コロナ禍で開催自粛が続いていた掛塚の旧廻船問屋・津倉家見学会、1年ぶりに開催することができました。
昨年に引き続き「掛塚まつり」が中止になった中での見学会。参加者の中から新型コロナウイルス感染症の患者を出すわけにはいきません。来場者は検温をさせていただき、手や指を消毒した上でチェックシートに名前や連絡先を記入。マスクをしていただいた上で、お迎えしています。
掲載した記事と写真は、10月17日付「中日新聞」朝刊のもの。大黒柱に埋め込まれた大黒様を見ているところです。オレンジ色のジャンバーは私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」のユニフォーム。説明しているのは、だ~れだ!?