2020年02月29日
秋葉山旧参道を歩く②―三十町の鳥居跡と町石

先ずはその雲名道らしい山道を歩いてはみたのですが、果たしてこれがかつての参道であったのか?それとも途中で道を間違えて作業道に入ってしまったのか?ふと気づくと、アメリカセンダングサやジャケツイバラが茂るブッシュに迷い込んでしまいました。
結局は林道を歩き、スーパー林道に出て、かつての参道に出たのは、雲名道と戸倉道とが合流する三十町の鳥居跡。何ともやり切れない思いでしたが、上りの参道はここから辿ることになりました。
![]() | ![]() |
三十町の鳥居のモノクロ写真は大正15年8月発行の『和享帖』(静岡縣神職會周智郡支部)にも掲載されていますが、写真に写っているのがこの場所だと思います。スーパー林道脇に町石の頭の火袋だけが顔を出しています。残念ながら「第○○町」の文字は地中に埋もれていますが、刻んであるとすれば「第三十町」のはず。
![]() | ![]() |

おそらく石組みで囲んだ場所が鳥居が立っていた跡。近くには他にも加工された石が転がり、中には弧を描くこんな石もありました。さて、何に使われていたのでしょう?