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2020年02月17日

東海道・小夜の中山峠を歩く⑱―「二の曲り」と「沓掛」

急坂 箱根と並ぶ東海道の難所と言われる小夜の中山峠ですが、私がここまで歩いて来た道は、緩やかなアップダウンで難所と評されるほどのところはありませんでした。

急坂 ところが、西の外れに近づくにつれ、坂道の傾斜は一気に急になり、歩いて下りるのも足が滑りそうでおっかなびっくり。しかも、道は蛇のように激しくくねりながら下っています。

 坂の途中にあった看板によれば・・・

 「古駅路ハ下町ヨリ南ノ清水ト云ウ所ヲ経テ、二ノ曲リト云下ヘ出シナリ・・(掛川誌稿)」に見られる「二の曲り」とは旧坂口町を過ぎて東へ向かう沓掛へ至るこの急カーブを指しています。

「二の曲り」と「沓掛」の看板 「沓掛」の地名は峠の急な坂道にさしかかった所で草鞋や馬の沓を山の神などに手向け、旅の安全を祈願するという古い慣習に困るといわれています。


 ・・・とのこと。

 道路は舗装されていて写真ではなかなか伝わりにくいのですが、この急坂の難所は車両通行止め。この急こう配を自動車で登ったり下ったりなんて、出来っこありません。まさに、ここが「日坂」の地名由来となった「西坂」です。

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