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2020年02月08日

東海道・小夜の中山峠を歩く⑨―雪をいただいた甲斐の峰

南アルプスの山々 小夜の中山峠とは言え、茶園が広がる佐夜鹿の集落。茶園の向こうに、わずかに雪をいただいた南アルプスの山々が連なっているのが見えました。

 そして、近くにあった歌碑には「甲斐がねは はつ雪しろし 神無月 しぐれて超ゆる さやの中山 蓮生法師」と刻まれ、現地の解説看板によれば「はつ雪」は「はや雪」と詠まれたとされているようでしたが、いずれにしても、小夜の中山から望む雪をいただいた峰を甲斐国(山梨県)の山々と見た感動を詠んだ歌です。

「甲斐がねは はつ雪しろし 神無月 しぐれて超ゆる さやの中山 蓮生法師」 蓮生法師とはクマガイソウの名の由来とされる熊谷直実のこと。「続後選和歌集」に収録された歌。私が歩いた1月29日は、時雨れていないどころか、強風が吹き抜ける、まさに暖冬異変を感じる1日でした。

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