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2018年12月23日

佐久間は「心の故郷」⑬―佐久間を味わう

かつての久根鉱山の話を聞く坊さんたち 母と叔母を伴った坊さん一行は、かつての一家をわずかに記憶している人と出会い、鉱山が栄えていた頃の話を伺いました。「学校も病院あったし、クラブやテニスコートだったあったのよ。帆掛け舟がなくなってからは、坑道から出された鉱石は鉄索を使って、中部(なかべ)まで運んだのよ」。

 懐かしい話は尽きませんが、もう食事の時間です。何をいただきましょう?

 そうだ!ホウジ峠のそばがいい!というわけで、「佐久間民俗文化伝承館」に向かいました。台風15号による倒木も片付けられ、工事による通行規制も日曜日にはありません。

 「佐久間って、こんなに山奥だったんですね」「でも、おそばが美味しいですよ」。

 注文は、迷わず「梅おろしそばご飯付きセット」。縁側から外の景色を眺めたり、懐かしい土雛を見たりしているうちに、「お待たせしました」と「梅おろしそば」が届きました。

梅おろしそば 梅肉と卸し大根とそばつゆでいただく、さっぱり味のそばと郷土食の「とじくり」「水窪じゃがたの煮ころ」と「赤飯」。「遠くからいらっしゃったんですってね?味はいかがですか?」「とても美味しい!」。

 来てみたかった佐久間、見てみたかった久根、食べてみたかった故郷の味―その夢がようやく叶いました。「民俗文化伝承館」には、「山香ふるさと村」の三井さんと山口さんも来ていました。「また、きっと来てくださいね」「はい。必ず帰って来ます!」。

 そして、平成23年(2011)10月4日に届いたお礼のメール―富山の坊です。今年の春先から、ずっと杣人の会の皆さまにお世話になっております。曾祖父母と祖母の故郷に念願叶って母と叔母を連れて訪れることができました。この日を迎えることができたのも皆さまのお陰と心から感謝しております。特に最初にお電話を受けて下さった久保田様、そして佐久間に何度も足を運んで調べて下さった斉藤様ありがとうございました。私達、塩澤直系一族全てが杣人の会の皆さまに心から感謝しておりますことをここにお伝えいたします。そして、佐久間の地元の方々、振興課や観光協会の方々にも御礼申し上げます。これで最後ではありません。私達はまた佐久間を訪れると思います。その時はどうか気軽にお声を掛けて下さいませ。本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。富山県氷見市 坊 伊都子 真奈美

 坊さん姉妹とは、その後も交流が続いています。また会える日が待ち遠しくなりました。次の機会にも、また必ず私が案内させていただきます。

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