2018年11月28日
『ナニコレ珍百景』夏焼集落を訪ねる④―三界萬霊塔と薬草栽培
夏焼集落(あるいはかつての夏焼集落と言って方が良いのでしょうか?)の片隅に、「三界萬霊塔」の石塔と観音石像、墓石が花崗岩と落ち葉に埋もれるように立っていました。神社の境内地ではありませんので、道さえ通せない斜面集落の参り墓跡なのかも知れません。
そして、集落内で花を咲かせているジキタリスとクサノオウ。ともに、薬草として利用された植物であり、水窪の山ではジキタリスを栽培していたらしい痕跡も見たことがあります。
ジキタリスの薬効は不整脈や胃腸病、クサノオウは皮膚病や胃痛、腹痛などの痛み止めに効果があるとされています。病気をしても医者もいない地域では神仏に祈るか、薬草に頼るかしかありません。
つまり、集落に残る薬草は、人々が生きた証。神仏に祈り、病めば地元で採れた薬草に頼り、寿命が尽きれば産土(うぶすな)に還るのが山の生き方、だったのですが・・・。
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そして、集落内で花を咲かせているジキタリスとクサノオウ。ともに、薬草として利用された植物であり、水窪の山ではジキタリスを栽培していたらしい痕跡も見たことがあります。
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ジキタリスの薬効は不整脈や胃腸病、クサノオウは皮膚病や胃痛、腹痛などの痛み止めに効果があるとされています。病気をしても医者もいない地域では神仏に祈るか、薬草に頼るかしかありません。
つまり、集落に残る薬草は、人々が生きた証。神仏に祈り、病めば地元で採れた薬草に頼り、寿命が尽きれば産土(うぶすな)に還るのが山の生き方、だったのですが・・・。
以上が、4年前(2014)の夏に『ナニコレ珍百景』夏焼集落を訪れた時のレポートです。