2018年08月19日
霧ヶ峰・八島ヶ原湿原の自然③―マツモトセンノウ
諏訪の「ザゼンソウの里公園」で見たフシグロセンノウとエンビセンノウは紹介しましたが、霧ヶ峰・八島ヶ原湿原で咲いていたのは、環境省のレッドデータブック「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」に指定されているマツモトセンノウです。
元々は中国から入って来た帰化植物「マツモトセンノウ=松本仙翁」の「仙翁」とは京都の「仙翁寺(せんのうじ)」にあった花の意味。「松本」は、花の形が歌舞伎の松本幸四郎の役者紋「四つ花菱」に似ているからとの説のほか、同じ長野県の松本で自生しているからとの説もありますので、霧ヶ峰・八島ヶ原湿原の木道脇に群落を作っていたのはそのためかも知れません。
元々は中国から入って来た帰化植物「マツモトセンノウ=松本仙翁」の「仙翁」とは京都の「仙翁寺(せんのうじ)」にあった花の意味。「松本」は、花の形が歌舞伎の松本幸四郎の役者紋「四つ花菱」に似ているからとの説のほか、同じ長野県の松本で自生しているからとの説もありますので、霧ヶ峰・八島ヶ原湿原の木道脇に群落を作っていたのはそのためかも知れません。
花の色や形はフシグロセンノウに似ていますが、フシグロセンノウと比べると少し大きく、花弁の先端が浅く2裂していました。