2018年08月27日
霧ヶ峰・八島ヶ原湿原の自然⑪―ヤナギランとエゾカワラナデシコ
ヤナギランは、先に紹介したイワアカバナと同じアカバナ科。確かに、濃いピンクの花の色だけ見れば理解できなくもないのですが、ちょっと見た目ではグラジオラスのような華やかな雰囲気です。
シダ類の緑、シシウドの白を背景に、ピンク色の花を咲かせているヤナギランが群生する一画は、まるで花壇のようです。
シダ類の緑、シシウドの白を背景に、ピンク色の花を咲かせているヤナギランが群生する一画は、まるで花壇のようです。
そんな賑やかな霧ヶ峰・八島ヶ原湿原で、ヤナギランに負けずにピンク色の花を咲かせていたのはエゾカワラナデシコ。天竜川の河原でも見かけるカワラナデシコとの違いは萼下の苞の数で、カワラナデシコは3~4対なのに対し、エゾカワラナデシコの苞は2対で十字に対生とのことですが、そんなこととはつゆ知らず・・・。