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2018年04月05日

道祖神のまねきにあひて①―佐久間町大井の「文字型道祖神」

文字型道祖神 「道祖神のまねきにあひて取るもの手につかず・・・」―俳人・松尾芭蕉が『奥の細道』に旅立ったのは、元禄2年(1689)3月27日。江戸深川の採荼庵を出発したのは、「道祖神」に招かれたから、と言うのです。

 「道祖神(どうそじん・どうそしん)」は、路傍の神。集落の境や中心、辻、三叉路などに祀られるものですが、ピンと来るのは、男女が仲睦まじく並ぶ「双体道祖神」のイメージ。ところが、実際には「賽の神」や「庚申仏」「馬頭観音」を「道祖神」として祀っている例も見られます。そして、「道祖神」の文字を刻んだだけの「文字碑」も・・・。

 そんな「文字碑」が佐久間町大井にあります。国道152号を水窪方面に進路を取り、まず通るトンネルが「大井トンネル」。そのトンネルを出外れた辺りの水窪川の側に、石碑が1基。石碑の表面には行書体で書かれた「道祖神」の文字が・・・。これが、いわゆる「文字碑」―「文字型道祖神」に分類される石碑です。

 全国的に見れば、特に珍しいものでもないようですが、私は初めて見ましたので、少なくとも佐久間では数少ないものだと思います。

 


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