入笠湿原を歩き、入笠山に登る⑮―ツリガネニンジンとソバナ
花の色の濃淡や大きさ、形に微妙な違いがありますが、どれもキキョウ科のツリガネニンジン。長野県まで行かなくても日本国内ならどこででも見ることができます。
しかし、同じキキョウ科ツリガネニンジン属でも、ソバナは別種。ソバナの「ソバ」については、切り立った崖道、岨道(そばみち)に生えるからとか、山仕事をする杣人(そまびと)たちが好んで食べたからとか、茹でると蕎麦(そば)の香りがするからとか、諸説あるようです。
風が吹けば涼し気に揺れるツリガネニンジンとソバナ。ここ入笠湿原は標高1734メートルの高地です。
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