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2019年12月22日

氷見・高岡へ万葉の旅⑱―烏蒭沙摩明王、韋駄天と跋陀婆羅菩薩

烏蒭沙摩明王像 瑞龍寺で人気があるのは、仏殿や法堂だけではありません。むしろ、一番人気は烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)像。禅宗の寺では東司(とうす=トイレ)の守護神、「トイレの神様」として祀られていることが多いのだそうです。

 瑞龍寺の烏蒭沙摩明王像は火炎を背負い、戟(ほこ、げき)を持つ右手を大きく挙げ、左手で左手を掴み、右足だけで立っています。左足の下にいるのは、釈迦の説法を妨げようとする猪の顔をした悪者。禅宗のお寺では、烈火で不浄を清浄と化す功徳からトイレを浄める神として崇拝されただけでなく、胎内の女児を男児に変える力を持つとも考えられ、男児を求めた戦国武将に信仰されたのだそうです。

韋駄天像 さらに、NHK大河ドラマ『いだてん』で名が知られた韋駄天(いだてん)像も人気。禅宗のお寺では韋駄天は「食の神様」。瑞龍寺では大庫裏に祀られていました。

跋陀婆羅菩薩像 跋陀婆羅菩薩(ばったばらぼさつ)は浴室の守護神。禅宗のお寺とはいえ、生活の匂いを感じさせ、親しみが持てる神様たちです。

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