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2021年07月31日

龍神伝説の岩水寺を訪ねる⑪―薬師根本堂

薬師堂 岩水寺の開創について調べてみると、病魔退散、健康長寿を祈念した行基菩薩が岩水寺の秘仏・薬師如来像を刻んだという神亀2年(725)まで遡ります。本来の岩水寺は、薬師堂と地蔵堂の2つのお堂からなり、本堂と呼ぶべきは薬師堂。

 ところが、明治時代の神仏分離令により、地蔵堂が水天宮として分離されようとしたため、当時の住職が薬師堂から地蔵堂に移り住んで抵抗。現在、私たちが岩水寺として安産祈願・子授け祈願のために訪れる本堂が地蔵堂となっているのには、こんな歴史があったのだそうです。

「岩水寺境内薬師堂」 そして、左の古い絵葉書は「岩水寺境内薬師堂」。同じ建物のはずですが、絵葉書の薬師堂の屋根は切妻、現在は入母屋。補修のためか屋根の形が少し違っているようです。





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