2020年02月13日
菊川・黒田家代官屋敷を訪ねる②―寄棟造茅葺きの長屋門
菊川市の黒田家住宅は、主屋・長屋門・米蔵東蔵が国指定重要文化財。中でも、寄棟造茅葺きの長屋門は18世紀中頃の建築と考えられています。壁は板張りではなく、代官屋敷に相応しい格式を備えた漆喰です。
棟の上には神社建築に見られる置千木(おきちぎ)を11本も置く大きな門。内側から屋根を見上げると、木と竹を縄で結わえて組み合わせた構造が見えます。
また、これまでに見てきた長屋門はすべて開き戸だったと思うのですが、黒田家の長屋門は珍しい引き戸。これも、格式の高さによるのでしょうか?
棟の上には神社建築に見られる置千木(おきちぎ)を11本も置く大きな門。内側から屋根を見上げると、木と竹を縄で結わえて組み合わせた構造が見えます。
また、これまでに見てきた長屋門はすべて開き戸だったと思うのですが、黒田家の長屋門は珍しい引き戸。これも、格式の高さによるのでしょうか?
江戸時代には、徳川四天王の1人、あの本多忠勝の家系で四千石の旗本・本多氏に代わり、知行地を治める代官職を勤めた黒田家。代官とは言え、黒田家が任されていた二千石の格式を示すのが、この長屋門です。