2020年02月11日
大井川川越遺跡を歩く⑨―芭蕉の句碑
川会所の前庭には「輦䑓越遺跡」の石碑が建てられ、同じ碑には松尾芭蕉の句「馬方は しらじ時雨の 大井川」も刻まれています。
この句は、東海道を西から東へと向かう芭蕉が、金谷宿から島田宿へと大井川を渡った途端に降り出した雨を嘆き、金谷で馬に乗せてくれた馬方は、まさか川を渡った先の島田で雨が降り出すなんて知らなかったのだろう、と詠んだ句です。
この句は、東海道を西から東へと向かう芭蕉が、金谷宿から島田宿へと大井川を渡った途端に降り出した雨を嘆き、金谷で馬に乗せてくれた馬方は、まさか川を渡った先の島田で雨が降り出すなんて知らなかったのだろう、と詠んだ句です。
「時雨」は初冬の季語。降ったり止んだりする気まぐれな雨に、芭蕉はちょっと気折れしてぼやいたのかも知れませんね。