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2020年02月09日

大井川川越遺跡を歩く⑦―川会所と札場

川会所 川越えの料金を決めるのは川会所、人足たちが川札を換金するのが札場。川会所は道の川上側にあり、札場はその向いにありました。

「川札のねだん」の解説看板 そもそも、川越の料金は人足たちが勝手に決めていたわけではありません。川越制度全体の取り仕切り料金設定や川札の販売を行う役所が川会所。料金は、人足の肩車で渡るか、連台で渡るかなどの方法のほか、大井川の水位や川幅などの条件によって変動し、川札の値段は毎朝、高札場に張り出されたのだそうです。

札場 川越しのできる時間は、明六ッ(午前6時頃)から暮六ッ(午後6時頃)と決められており、川を渡る人は川会所でチケットに当たる川札を購入し、それを人足に渡して川を越えます。人足たちは、旅人から渡された川札を髷や鉢巻に結びつけて川越を行い、札場に川札を提出して対価を受け取るのが川越制度。

 現在の川会所は1区画西に移動し、復元されたものだそうです。

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