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2019年09月29日

復活願い区切りの大見え 浜松・浦川歌舞伎

おひねりが飛び交う中、堂々と見えを切る児童◆児童ら熱演 300人声援

 浜松市天竜区佐久間町浦川に伝わる「浦川歌舞伎」の第31回公演が28日、旧浦川中体育館で開かれた。浦川歌舞伎保存会が公演後に活動を休止するため、区切りの舞台に住民や見物客ら300人以上が詰めかけ声援を送った。

 時代衣装の演者が語りと三味線にのって堂々と舞台を披露。浦川小児童の「白浪五人男 稲瀬川勢揃(せいぞろ)いの場」は主役に女児三人が交じり、かわいらしくもりりしく見えを切った。最後の第四幕はあだ討ち物の「毛谷村彦山権現誓助剣」。せりふに笑いも織り交ぜ沸かせた。演じきると、ひときわ大きな拍手が起きた。

 江戸の歌舞伎役者、尾上栄三郎が浦川で亡くなったのを機に住民が上演。昭和に一時途絶えたが、保存会が復活させた。近年、会員の高齢化や会場の老朽化など課題を抱えてきた。今後は広く会員を募り、舞台を復活できるよう模索する。

 鑑賞した磐田市の正木祥子さん(75)は「衣装も本格的だった。大変だと思うが、もったいないので伝統を続けてもらいたい」と惜しんだ。大沢重夫会長(71)は「客も声援も多く気合が入った。ここでやめたくないので、どこかで復活したい」と話した。(「中日新聞」より)


 天竜区観光協会主催の『バスで行く天竜区のいいとこ』浦川歌舞伎定期公演鑑賞ツアーで出かけました。その様子は「伝統芸能『浦川歌舞伎』を観る」でレポートします。


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