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2019年09月05日

浦川歌舞伎定期公演②―「白浪五人男」

白浪五人男 午後の部の始まりは、小学生によるお馴染みの「白浪五人男」。七五調の名台詞が並ぶ黙阿弥作の人気の演目です。

 稲瀬川堤に登場する五人男は、それぞれ「しらなみ」と大書きされた番傘を手に花道からの登場。捕り方に名を聞かれ・・・

「問われて名乗るもおこがましいが生まれは遠州浜松在」 「問われて名乗るもおこがましいが生まれは遠州浜松在」と切り出すのは、日本駄右衛門。浦川中に進んだ先輩たちは、今でも名前を聞かれると「問われて名乗るもおこがましいが」と言ってしまうそうです。

「さてどん尻に控えしは」 「知らざあ言って聞かせやしょう」は弁天小僧菊之助、「続いて次に控えしは」は忠信利平、「亦その次に連なるは」は赤星十三郎です。

 名乗りの度に舞台に投げ入れられるおひねりの多いこと。色とりどりでまさに「舞台の花」です。

白浪五人男 そして、「さてどん尻に控えしは」の南郷力丸で名乗りは終了。「白浪五人男」は浦川小の子どもたちにより毎年演じ続けられて来ました。

おひねり 五人男を捕まらえる捕り方も後輩たち。この後輩たちが五人男を継承して行くことになるはずでしたが、後継者不足から、来年以降の存続が危ぶまれ、今年(2019)9月28日(土)の公演が最終とも。客席と一体となった舞台は、地芝居、農村歌舞伎の魅力。ラストチャンスとなるかも知れない浦川歌舞伎を見なきゃ後悔しますよ。

 天竜区観光協会主催の『バスで行く天竜区のいいとこ』浦川歌舞伎定期公演鑑賞ツアーの参加者を募集しています。




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