2019年09月24日

尾上栄三郎追悼 佐久間で160回目

江戸の歌舞伎役者・尾上栄三郎の碑に焼香する住民ら◆担い手高齢化、今後に不安

 江戸末期の歌舞伎役者、尾上栄三郎を供養する「栄三郎まつり」が23日、栄三郎が眠る浜松市天竜区佐久間町浦川の栄三郎塚で営まれた。160回の節目を迎えたが、地元の奉賛会の高齢化もあり今後の継続の見通しは立っていない。

 浦川では、巡業中に病に倒れ、浦川で亡くなった栄三郎をしのぶ浦川歌舞伎を住民でつくる保存会員が続けてきたが、28日の定期公演を機に活動を休止する。高齢化や担い手不足、開催費用の確保が難しいなど同じ悩みがある。

 この日は30人が参列。読経が響く中、ヒガンバナが咲く丘にある石碑の前で焼香し、手を合わせた。恒例の餅投げもあった。

 まつりは奉賛会を中心に毎年秋の彼岸に開催。準備や塚の手入れを担う会員は約30人だが70~80代が多く、丘を登るにも苦労する。石田武好会長(82)は「続けたいが、若者も少なく難しい」と話す。多くの子どもでにぎわった時代を覚えている住民からは「今回が最後になっては寂しい」といった声が聞かれた。(「中日新聞」より)


 28日の浦川歌舞伎は、もしかしたら最後の開催になってしまうかも知れません。そんなこともあり、天竜区観光協会主催の『バスで行く天竜区のいいとこ』浦川歌舞伎定期公演鑑賞ツアーはそうそうに満席。嬉しいような?悲しいような・・・?

 まあ、とにかく、私もガイドとして同行させていただきます。

 【関連記事】浦川歌舞伎 連夜の猛練習 浜松・天竜区佐久間で23日本番


同じカテゴリー(出かけよう!北遠へ)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
尾上栄三郎追悼 佐久間で160回目
    コメント(0)