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2019年09月29日

「満員御礼」最後の見え 浜松・浦川歌舞伎

「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」で大見えを切る出演児童ら 浜松市天竜区佐久間町浦川に伝わる「浦川歌舞伎」の最終定期公演が28日、同町の旧浦川中体育館で開かれ、保存会員や児童が特設舞台「旭座」で3幕を上演した。会員らの熱演を目に焼き付けようと訪れた静岡県内外のファンから温かい拍手が送られ、浦川歌舞伎は有終の美を飾った。

 「石切梶原 八幡社前の場」と「彦山権現誓助剣」の2幕では、本格的なセットを組んだ舞台で出演者らが小道具を用いた動きのある演技を披露し、観客を引き込んだ。愛知県の歌舞伎指導者を招いた猛練習を経て細かな表情まで作り込み、笑いと感動を誘った。

 市立浦川小の児童が登場した「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」で、盛り上がりは最高潮に。「満員御礼」となった観客席に向け、日本駄右衛門、弁天小僧、忠信利平、赤星十三郎、南郷力丸に扮(ふん)した児童が順番に大見えを切りながら名乗りを上げると、大きな声援とおひねりが飛び交った。湖西歌舞伎保存会も友情出演し、「寿式三番叟」で花を添えた。

 浦川歌舞伎保存会の大沢重夫会長(71)は演目終わりのあいさつで地域の人口減少、会員の高齢化、会場施設の老朽化などの課題を挙げ、公演開催が厳しくなった状況を説明。長年の支援への感謝とともに、「しばらく活動を休止し、再開、継続の道を探りたい。再開の折には足を運んでいただきたい」と復活への希望を口にした。(「静岡新聞」より)


 一番盛り上がったのは、やはり「白浪五人男」。舞台に向かって投げ入れられたおひねりの数が、その人気ぶりと物語っています。


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