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2019年06月15日

インスタ映えの秋葉山ハイキング⑯―「萬歳」碑

「萬歳」碑 秋葉寺を後にすれば、普通のペースならここから先は25~30分ほどで秋葉神社上社にゴールすることができるのですが、この日(5月30日)はそうは行きません。

 「萬歳」碑の文字を読んでみようと思い、大きな石碑に顔を近づけました。書かれている文字は旧字の行書体。変体仮名も交じり古文書解読の勉強などしていない私にとっては、かなりハードルの高いトライアルです。

 滅多にメモなど取らない私ですが、以前1度だけはメモ帳とペンを取り出し、1文字1文字書いてみたことがあります。読めない文字は○のまま。間違いを覚悟の上で書いてみると・・・

愛知の縣知多郡高横須加の郷の公氏にして權少講義なふ教師
に補せられし加藤重蔵主の遠祖に久野虎福太夫と云える萬歳にし
て今は加藤と改名しも連綿祖先の職務を承継て石上古にし上津
代より護國の霊塲防火の神霊を齋き祭る北遠乃秋葉山をはしめ
廣く郡市町村を更持て年の始めの祝言を千秋万歳と舞奏て邦家
乃安寧五穀の豊穣を祈り傍ら敬 神尊 皇の大公家を説き諭
して蒼生を愛國に導く其職その業に叶ひていともいとも
○みなわ○萬歳なるものは遠く神代のむかし天の岩屋戸の御
前に天の鈿女命の舞奏て給ひしに起因して玉蔓絶る事なく
賀の木乃弥継らに 大君の御代を○壌○露と言壽 奉り天下
萬姓の蛍(?)務を弥栄に栄え○へく祝ひ舞奏る目出度い限りと教え
導ひく其職の尊き緒由を萬千秋の長秋に伝えんと○のまこ○
中教正源朝臣光和つゝしみて誌す
明治甲辰一月吉旦


 「まんざい」と言えば、今では「漫才」「MANZAI」と書かかれることが覆いのですが、かつての表記は縁起の好い侯爵源通久書「萬歳」。碑文は、正月に家々を訪れ、祝福の舞をして祝言を述べた尾張の万歳の由緒を記した内容。秋葉山でも舞われていたようです。

 「秋葉茶屋インスタグラム」⇒https://www.instagram.com/akihachaya/

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