2019年03月07日

磐田に残る家康の足跡⑬―銘包直の槍

銘包直の槍 「見付の御清水」が湧く家、安間平治弥邸には、代官からの証文とともに、家康から拝領した「備前成高」の槍が残されていました。この槍は、現在、旧赤松家記念館に展示してあります。

 展示ケース内に納められた槍の解説文によれば・・・

 「直刃が特徴で、大和国末手掻派の刀匠・包直(かねなお=藤原四郎兵衛)の銘がある室町前期の作品です。鞘は黒漆で、徳川家の葵の家紋が施されていますが、後代に作られたものと考えられます。

三つ葉葵紋 この槍は、徳川家康から見附宿の安間平治彌に拝領されたことが『遠州磐田郡見附府安間平治彌家記録』(愛知県西尾市岩瀬文庫所蔵:(抄本)磐田市中央図書館)に記されており、安間家から赤松家が譲り受けたものと思われます。」

 槍は細く、後代に作られたとされる黒漆塗りの鞘では、三つ葉葵紋が金色に輝いています。「銘包直」の槍は、磐田市指定有形文化財。「家康と磐田」の関りを示す三つ葉葵紋は、旧赤松家記念館で拝見することができます。

 【関連記事】磐田に残る家康の足跡①―徳川家康公腰掛岩


同じカテゴリー(ウォーキング・ぶらり旅・町歩き)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
磐田に残る家康の足跡⑬―銘包直の槍
    コメント(0)