2019年01月18日
東海道・新居宿を歩く㉕―諏訪神社
新居には、「遠州新居の手筒花火」で知られる諏訪神社があります。石鳥居の柱には「弘化五戊申歳正月吉日」「為海上安全 廻舩中」と刻まれ西暦1848年に、新居の漁船や渡船の航行の安全を願って建立されたことが分かります。
拝殿に掲げられた「諏方神社」の額には「巌谷修書」とも書かれ、「明治の三筆」の1人・巌谷一六の書。
拝殿に掲げられた「諏方神社」の額には「巌谷修書」とも書かれ、「明治の三筆」の1人・巌谷一六の書。
鳥居の手前に建てられた秋葉山常夜燈は「文政六癸未歳 秋穀旦造立」と刻まれ西暦1823年。「穀旦」は「吉日」の意味。鳥居よりも25年先に建てられていましたが、文政7年(1810)に発生した新居の大火は防げなかったようです。