› 自然と歴史の中を歩く! › ウォーキング・ぶらり旅・町歩き › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 東海道・新居宿を歩く⑫―秋葉山常夜燈

2019年01月05日

東海道・新居宿を歩く⑫―秋葉山常夜燈

小松楼の外にある秋葉山常夜燈 小松楼の外にある石燈籠は、秋葉山常夜燈です。竿に刻まれた「文政八乙酉年九月吉日」から西暦1825年の建立。夜の照明にも火が欠かせなかった江戸時代、宿場町としてすでに木造の家が密集していた新居では、防火への備えは今以上に深刻な課題でした。

 そのため、火防の神としての秋葉信仰が盛んとなり、町内ごとに秋葉燈籠が建てられ、常夜燈として絶やすことなく火を灯し続けました。

「秋葉神社」「春埜山」「津島神社」のお札置き場 秋葉山常夜燈の後ろには、お札置き場も設けられ、向かって右から「秋葉神社」「春埜山」「津島神社」と3社が並んでいます。「秋葉神社」は火防、「春埜山」は海からの目印の山として海上安全を願う漁師たちの信仰を集め、「津島神社」は疫病を防ぐ神。

 防災については個々の家ではなく、地域を挙げて取り組むことが必要だと、今更ながらに知らされた思いです。

 【関連記事】東海道・新居宿を歩く①―再現された江戸時代の正月飾り


同じカテゴリー(ウォーキング・ぶらり旅・町歩き)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
東海道・新居宿を歩く⑫―秋葉山常夜燈
    コメント(0)