2017年09月09日
県立森林公園で咲く花⑨―カワラケツメイとクサネム
県立森林公園でカワラケツメイが咲いていました。よく似たクサネムは、自宅近くの田んぼで撮影。ともに睡眠運動すること、葉の形、草丈、花期などたいへんよく似ていています。
カワラケツメイはクサネムに似ていて、民間薬として葉をを煎じ、お茶にして飲まれたことから「ネムチャ」とも呼ばれ、『復刻昭和20年8月食生活指針―敗戦を生き抜いた知恵』(静岡県作成、今村純子他解題執筆)によれば・・・
かわらけつめい(ネムチャ)
原野、荒地に自生する一年草で茎は一、二尺になり、葉はくさねむに似て、小さな葉が両側にキチキチ沢山並んでいる。夕方になると葉がとじる。初秋の候、茎の上方葉腋から花軸を出して小さな黄色の花を開き、後に一寸くらいの莢ができ、中に種子が一列に並んでいる。
「食用部」茎、葉、種子。
「食用法」若苗の全草は油炒めするか、茹でてアク抜きしたら汁の実に、煮物に用いてよい。相当熟した全草は刈り取って細かに刻み、天日乾燥をしておき、適時煎って茶の代用に煎用するのがよい。古来、豆茶、浜茶、弘法茶と称えられている。
「類似草」からすのえんどう、すずめのえんどう等、皆同様に用いることができる。
「弘法茶」の名は、「ネムチャ」の効用を弘法大師が広めたとの言い伝えから。民間薬としては、利尿剤や整腸剤として利用されたとのこと。
カワラケツメイは地域によっては「絶滅危惧種」に指定されており、カワラケツメイのみを食草としているツマグロキチョウは環境省カテゴリ「絶滅危惧ⅠB類(EN)」です。
カワラケツメイはクサネムに似ていて、民間薬として葉をを煎じ、お茶にして飲まれたことから「ネムチャ」とも呼ばれ、『復刻昭和20年8月食生活指針―敗戦を生き抜いた知恵』(静岡県作成、今村純子他解題執筆)によれば・・・
かわらけつめい(ネムチャ)
原野、荒地に自生する一年草で茎は一、二尺になり、葉はくさねむに似て、小さな葉が両側にキチキチ沢山並んでいる。夕方になると葉がとじる。初秋の候、茎の上方葉腋から花軸を出して小さな黄色の花を開き、後に一寸くらいの莢ができ、中に種子が一列に並んでいる。
「食用部」茎、葉、種子。
「食用法」若苗の全草は油炒めするか、茹でてアク抜きしたら汁の実に、煮物に用いてよい。相当熟した全草は刈り取って細かに刻み、天日乾燥をしておき、適時煎って茶の代用に煎用するのがよい。古来、豆茶、浜茶、弘法茶と称えられている。
「類似草」からすのえんどう、すずめのえんどう等、皆同様に用いることができる。
「弘法茶」の名は、「ネムチャ」の効用を弘法大師が広めたとの言い伝えから。民間薬としては、利尿剤や整腸剤として利用されたとのこと。
カワラケツメイは地域によっては「絶滅危惧種」に指定されており、カワラケツメイのみを食草としているツマグロキチョウは環境省カテゴリ「絶滅危惧ⅠB類(EN)」です。