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2017年06月11日

天竜川の水に感謝①―「遠州水道」と書かれた蓋

「遠州水道制水弁」の蓋 二俣町阿蔵を歩いている時、ふと足元を見ると、「遠州水道」と書かれたマンホールの蓋を見かけました。

 この「遠州水道」が何を意味しているのか気になり、ネットでの調査をしてみたところ、県の「遠州広域水道用水供給事業」による水源からの導水管の管理用の縦坑のものであることが分かりました。

 蓋は2種類あり、1つには「排水弁」、もう1つには「制水弁」と書かれています。

 水の供給元は、天竜川の船明ダム。ここから暗渠となって南へと下り、磐田市を初めとする中遠地区へと水道水を供給している大切な生命線が、この蓋の下に埋設されているのです。

「遠州水道排水弁」の蓋 以前は、地域の地下水で賄われていたのですが、人口増加や地下水の塩水化などにより給水が開始されたのは昭和54年(1979)。美味しい米を育てている寺谷用水などの農業用水とは別、私たちが毎日飲んでいる水道の水も、元を辿れば天竜川の水。

 「遠州広域水道用水供給事業」による天竜川の水は、もちろん浜松市や浜名湖北西部にも供給されています。




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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:36│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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