› 自然と歴史の中を歩く! › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 天竜川の水に感謝⑩―磐田原揚水機場

2017年06月20日

天竜川の水に感謝⑩―磐田原揚水機場

磐田原揚水機場 磐田市神増(かんぞ)に設けられた神増分水工で社山幹線と分かれた寺谷幹線は地下の水路を通り、磐田原揚水機場で磐田原台地へとポンプアップされています。

 現在の磐田原台地には茶園が広がり、かつては葉煙草の生産でも名を馳せた地ですが、灌漑用水によって天竜川の水が利用できるようになるまでは、渇水に悩まされ続けて来た土地。井戸を掘ってもなかなか水は湧かず、荒地が広がるまさに「岩田」でした。

磐田原揚水機場 当初は上野部の取水口からの導水でしたが、船明ダムで堰き止められた天竜川の水位を逆に利用し、自然の落差によって下流域へと導かれてきた水も、さすがに標高差のある台地上へと押し上げるには、ポンプの力が必要です。

 山陰に隠れるようにして設置されている磐田原揚水機場には、ポンプを動かすモーター音が響いています。

 大雨が降れば氾濫して洪水となり、大きな被害をもたらして来た天竜川でしたが、用水路建設により暴れ川の水を利用できるようになりました。




同じカテゴリー(歴史・産業遺産・寺社・文化財)の記事

Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:32│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
天竜川の水に感謝⑩―磐田原揚水機場
    コメント(0)