2024年10月15日

奥三河・足助のまち歩き⑧―秋葉山常夜灯

秋葉山常夜灯 私が車を止めたのは「香嵐渓」入口にある駐車場。そこから横断歩道を渡り、道の反対側に行くと、秋葉山常夜灯が建てられていました。竿部には「秋葉山」「常夜燈」と刻まれ、裏側には「寛政十一己未正月吉日」の文字も刻まれ、西暦1799年の建立。解説看板には「足助の町は安永4年(1775)に大火事があったが、約25年後にこのように立派な常夜灯を建立したのである」と書かれていました。

 そもそも、足助とは、名古屋から信州へ通じる物流の道の中継地、足助宿として栄えた町。そんな足助で大火が発生したことを教訓として、火防の願いと二度と火災を繰り返さない誓いを込めて建立されたのが秋葉山常夜灯。

秋葉山常夜灯 もちろん、常夜灯を建てただけで火災を防ぐことなどできません。常夜灯には毎晩火を点し、その灯りを見守ることで、火災への恐れを周知するのが秋葉山常夜灯の役割。地域を挙げて防火意識を高めることこそが、火事や類焼と言った火災を防ぐことにつながるのです。



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