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2020年01月30日

「さくま郷土遺産保存館」で学んだこと⑱―鋸(のこぎり)とは?

ダイギリノコ 「鋸=のこぎり」の呼び名について、こんな逸話があるそうです。

 「昔、大きな『縦挽鋸(大鋸=おが)』や大きな『横挽鋸(台切鋸=ダイギリノコ)』は、中国から朝鮮半島を渡って♪ノコノコと日本にやって来たので、『のこ』と呼ぶようになったのだ」と・・・。え~、♪ノコノコと日本に渡って来たものなど五万とありますよ。

 別の説によれば・・・

 「もともと木に登って枝下ろしをする道具なので、昔から『ノボセギリ』と呼ばれていたのが、次第に『ノコギリ』と呼ぶようになったのだ」と・・・。もっともらしく聞こえるのですが、「ボセ」が「コ」に変わるには、ちょっと無理があるような気がします。

 チェーンソーや電動丸ノコは、「鋸」の進化形。昔も今も、ギザギザの刃は交互に外側に軽く反る「あさり」と呼ばれる技術が使われ、木屑が出やすく、抵抗が減り軽く挽くことができるようになっています。それにしても、欧米の「鋸」は押すときに力を入れて切断するのはどうしてでしょうか?

 「さくま郷土遺産保存館」には、山の仕事に使われた「台切鋸(ダイギリノコ)」が展示されていました。縦挽きの「大鋸(おが)」に対して、横挽きのものが「台切鋸」です。


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