2019年01月20日

平和口から仙戸まで歩く③―猟銃用火薬庫

猟銃用火薬庫 平和の廃村跡から元来た道に引き返そうと山の斜面を下る途中、土塁に囲まれた平場の中に、3棟の小屋が建っているのが見えました。土塁の上には鉄条網が張られ、出入口には「立入禁止」「火気厳禁」のプレートが。もしかしたら、これは火薬庫かも知れません。

 下山後、「緑屋=ろくさ」で取材したところ、「あれはさ、猟銃の弾に使う火薬を保管する倉庫さ」とのこと。小さな小屋には煙突が立ち、煙突の上には昔の汲み取り式トイレで見かけたような青い風車がついていましたが、あれは庫内に熱がこもらないための換気用でしょうか?

猟銃用火薬庫 火薬店は西渡にあったとのことで、「昔は、女衆が山道を火薬を担いで運んだもんさ。昔と言ったって、そんなに前の話じゃないよ」。築かれた土塁は、暴発した時の安全対策のようです。

 「久根鉱山で使うダイナマイト用じゃあなかったの?」「久根のだったら、もっと近くにあったら。あのね、この辺にゃあ個人で掘ってる小っちゃな鉱山もいっぱいあっただに」。

 この火薬庫は、以前、新聞で紹介されたものとは違いますが、少なくとも写真の火薬庫は猟銃用火薬の貯蔵庫だったようです。



同じカテゴリー(出かけよう!北遠へ)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
平和口から仙戸まで歩く③―猟銃用火薬庫
    コメント(0)