2018年11月15日

半田・常滑を訪ねる②―NPO法人「半六コラボ」

「半六コラボ」代表・杉浦明巳さんの話を聞く会員たち 旧中埜半六邸がNPO法人「半六コラボ」により、現在のように活用されるようになったのは、平成27年(2015)11月から。無住となり門が閉ざされたまま25年間放置され、荒れ放題だった半六邸は平成21年(2009)半田市が購入したのですが、耐震補修に多額の費用がかかるという理由で、一度は取り壊しが決定されていたのです。

「取り壊し撤回」の新聞記事 取り壊しに待ったをかけたのは「半六邸の利活用を考える会」。取り壊し反対の署名を集めて市へ提出。一般市民のほか地元企業や高校などと力を合わせることで、半六邸の整備改修工事や利活用に対する具体的なプランを公表し、寄付金を募集しました。

玄米汁粉 その活動が評価され、半田市は建物の維持管理や一部を賃貸して運用することを条件に「半六コラボ」へと無償譲渡することを決定、半六邸の取り壊し撤回が公表されたのは、平成24年(2012)8月のことでした。

 「半六コラボ」代表・杉浦明巳さんが話してくれたのは、そんな努力の歴史と半田歴史まちづくり(株)を立ち上げての半六邸母屋再生ファンドのこと。私たちは話を聴きながら、甘くて香ばしい玄米汁粉に舌鼓。旧半六邸が観光スポットとして楽しめる場所になった背景には、半田市民の力を結集した「まちの宝を遺して活かす」という強い思いがあったのです。



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