2018年10月12日
鳳来寺を訪ねる①―双瀬の秋葉山常夜燈
台風24号接近のニュースが流れた9月28日(金)、鳳来寺を訪ねて愛知県新城市へ。鳳来寺に向かう途中でちょっと寄り道。愛知県道32号長篠東栄線で鳳来寺山へと向かう途中、新城市副川(そえかわ)の双瀬(ならぜ)で秋葉山常夜燈を見つけました。
火防の神として人気を集めた秋葉山は、奥三河からは山一つ隔てた聖地。秋葉講も結成され、秋葉道を通り、講中を代表しての秋葉詣が盛んに行われていました。秋葉山の御膝元・北遠よりも秋葉信仰が盛んだった奥三河ですから、秋葉山常夜燈があるのも不思議ではありません。
中央のものは「昭和五十六年十一月吉日 塚島組」に補修された火袋が乗り、竿には「正一位秋葉大権現」「施主 双瀬村中」。建立の時期は「乙酉七月吉祥日」とだけ読めますが、肝心の年号部分は欠損。向かって左には同じ「双瀬村中」「秋葉山夜●」と刻まれた竿部、右には石祠が並びます。
火防の神として人気を集めた秋葉山は、奥三河からは山一つ隔てた聖地。秋葉講も結成され、秋葉道を通り、講中を代表しての秋葉詣が盛んに行われていました。秋葉山の御膝元・北遠よりも秋葉信仰が盛んだった奥三河ですから、秋葉山常夜燈があるのも不思議ではありません。
中央のものは「昭和五十六年十一月吉日 塚島組」に補修された火袋が乗り、竿には「正一位秋葉大権現」「施主 双瀬村中」。建立の時期は「乙酉七月吉祥日」とだけ読めますが、肝心の年号部分は欠損。向かって左には同じ「双瀬村中」「秋葉山夜●」と刻まれた竿部、右には石祠が並びます。
秋葉山は火の神。燈籠に火を入れ、一晩中点し続けることが火防信仰の形であり、遥拝所の役割でもあったのです。