2018年10月23日
鳳来寺を訪ねる⑫―鳳来寺硯
鳳来寺ブランドで知られているものの1つが硯石「鳳来寺硯」。参道の石段が始まる手前に2軒の硯屋さん、鳳鳴堂硯舗と清林堂が営業しています。
鳳来寺硯に使われている石は、金鳳石、煙巌石、鳳鳴石など。いずれも含まれている鉱物によって呼び名は違いますが、薄く層状に割れやすい頁岩(けつがん)のようです。
門前町で硯が作られるようになった歴史は古く、江戸時代には金鳳石を使って作られていたのですが、明治20年(1887)頃からは、煙巌石や鳳鳴石も使われるようになり、今でも手彫りにこだわり、硬い石を鑿で手彫りし、形が出来上がったものを砥石を使って磨き上げ、最後には漆を塗って仕上げています。
特に、黄鉄鉱を含んだ金鳳石で造られた硯は、材質が堅いため硯が減らず、水をよく保ち、墨のおりが良く、「鳳来時硯」の名を天下に知らしめました。
鳳来寺硯に使われている石は、金鳳石、煙巌石、鳳鳴石など。いずれも含まれている鉱物によって呼び名は違いますが、薄く層状に割れやすい頁岩(けつがん)のようです。
門前町で硯が作られるようになった歴史は古く、江戸時代には金鳳石を使って作られていたのですが、明治20年(1887)頃からは、煙巌石や鳳鳴石も使われるようになり、今でも手彫りにこだわり、硬い石を鑿で手彫りし、形が出来上がったものを砥石を使って磨き上げ、最後には漆を塗って仕上げています。
特に、黄鉄鉱を含んだ金鳳石で造られた硯は、材質が堅いため硯が減らず、水をよく保ち、墨のおりが良く、「鳳来時硯」の名を天下に知らしめました。
表参道の石段に使われているこの石が、頁岩だろうと思います。