› 自然と歴史の中を歩く! › ウォーキング・ぶらり旅・町歩き › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 日坂宿「川坂屋」を訪ねる⑦―松島十湖の俳句

2018年01月23日

日坂宿「川坂屋」を訪ねる⑦―松島十湖の俳句

山の月 こゝろも高こう 眺めけり 十湖 日坂宿「川坂屋」にある貼り雑ぜの衝立には、松島十湖の俳句が書かれた短冊も貼られていました。

山の月 こゝろも高こう 眺めけり 十湖

 「山に昇る月を眺めていると、心が洗われ、澄み切った思いがして来る」というような意味。明治36年(1903)に詠まれた句で、十湖の代表句の1つです。

山の月 こゝろも高こう 眺めけり 白童子十湖 この句を刻んだ句碑も県の内外に建てられているのですが、私は浜松市浜北区の不動寺で確認することができました。

山の月 こゝろも高こう 眺めけり 白童子十湖

 間違いなく、同じ句。「白童子」とは、元は十湖の師匠である伊藤嵐牛の俳号を継いだもの。不動寺の句碑は大正13年(1924)に建立されたとのことです。

 【関連記事】日坂宿「川坂屋」を訪ねる①―組子の欄間と障子

 【関連記事】日坂宿を訪ねて⑤―「川坂屋」のヒノキ板と建具

 【関連記事】細江・長楽寺を訪ねて⑥―松島十湖書の句碑と玄関の「むくり天井」
 【関連記事】阿多古川・瀬戸渕の風景⑥―「春秋や むかしながらの 渕の色」


同じカテゴリー(ウォーキング・ぶらり旅・町歩き)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
日坂宿「川坂屋」を訪ねる⑦―松島十湖の俳句
    コメント(0)