2018年01月17日
日坂宿「川坂屋」を訪ねる①―組子の欄間と障子
以前、「日坂宿を訪ねて」の中でも紹介した日坂宿「川坂屋」。今回の訪問は昨年(2017)末、12月23日でした。
「川坂屋」の見どころは、何と言っても組子の美しさ。身分の高い武士が宿泊したと思われる床の間がついた上段の間では、障子の桟にも欄間にも美しい組子細工が施されています。
釘はもちろん接着剤も使わず、溝・穴・ホゾで細くて短い板を組み合わせる細工には、もちろんいくつかのパターンがあるのですが、正確さが欠ければ隙間が空いて歪みが生じたり、平面を保てなかったり。
角度を決め、長さを計算し、正確に加工したパーツを狂いなく組み立てた組子は、コンピューターもない時代の職人たちが経験に経験を重ねて積み上げ、熟練により完成させた技だったのです。
「川坂屋」の見どころは、何と言っても組子の美しさ。身分の高い武士が宿泊したと思われる床の間がついた上段の間では、障子の桟にも欄間にも美しい組子細工が施されています。
釘はもちろん接着剤も使わず、溝・穴・ホゾで細くて短い板を組み合わせる細工には、もちろんいくつかのパターンがあるのですが、正確さが欠ければ隙間が空いて歪みが生じたり、平面を保てなかったり。
角度を決め、長さを計算し、正確に加工したパーツを狂いなく組み立てた組子は、コンピューターもない時代の職人たちが経験に経験を重ねて積み上げ、熟練により完成させた技だったのです。