2017年06月21日
細江・長楽寺を訪ねて③―山門と土塀
長楽寺山門は室町時代に建てられたものとのこと。本柱の後方に控柱を建てた薬医門。本柱の根巻きは金具ではなく柱から浮き出るように彫られています。
乳房のように見える金物は、装飾を兼ねた釘隠しの「乳金物」。扉の丁番を飾る金物は「入り八双」。先端が開いた様子が魚の鯖の尾に似て見えるところから、「鯖の尾」とも呼ばれているそうです。
掲げられている扁額の「長楽寺」は独湛禅師が書いた文字。隠元禅師の高弟として知られ、同じ細江町にある初山法林寺を開創した中国から来た僧です。
山門脇の土塀も歴史的な建造物。表面が崩れた中に見えるブロック状の塊は、焼き煉瓦ではなくて日干し煉瓦のようです。どうやら、この土塀も室町建築の遺構と思われます。
乳房のように見える金物は、装飾を兼ねた釘隠しの「乳金物」。扉の丁番を飾る金物は「入り八双」。先端が開いた様子が魚の鯖の尾に似て見えるところから、「鯖の尾」とも呼ばれているそうです。
掲げられている扁額の「長楽寺」は独湛禅師が書いた文字。隠元禅師の高弟として知られ、同じ細江町にある初山法林寺を開創した中国から来た僧です。
山門脇の土塀も歴史的な建造物。表面が崩れた中に見えるブロック状の塊は、焼き煉瓦ではなくて日干し煉瓦のようです。どうやら、この土塀も室町建築の遺構と思われます。