2017年08月14日
静岡浅間神社を訪ねる②―蟇股の「目覚め猫」
文化2年(1805)起工、同11年(1814)竣工とのことで、2本の針の間に置かれる部材は「蟇股(かえるまた)と呼ばれ、これらの彫刻は諏訪立川流の初代立川和四郎冨棟、二代冨昌、三代冨重や弟子一門による仕事として知られるところです。
NHKTVで6月に放送された「鶴瓶の家族に乾杯」で紹介された「舌出し猫」は向かって左の浅間神社側の奥にあります。しかし、神社側としては、日光東照宮にいる眠り猫に似てはいますが、こちらは起きていることから「目覚め猫」と名付けたそうです。
神部神社拝殿の側の蟇股には、祭神である大己貴命(おおなむちのみこと=大国主命)に因んだネズミやウサギなどの彫刻が見られ、浅間神社の側には木之花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)に因んだ桜や夫婦円満、子授けに関する縁起の好い彫刻が多く、「目覚め猫」の横に彫られているのは子孫繁栄の縁起を担いだ柘榴(ザクロ)のようです。