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2017年08月16日

国鉄佐久間線の遺構を訪ねて⑫―船明トンネル

国土地理院の地図 船明(ふなぎら)に残された船明トンネルの跡は、かつての国土地理院の地図には、線路を敷設する予定だった築堤が描かれ、丸印のところがトンネルの入口に当ります。

 つまり、旧船明小学校跡の残る大池の東。そこは、完成することのなかった未成線佐久間線の痕跡が残る不思議な空間。鉄道マニアでなくても、寄ってみる価値のある場所です。

船明トンネル トンネルの坑口は、当然「立入禁止」。トンネル外の庸壁にはクラックが入り、老朽化が伺われます。銘板によると・・・

船明トンネルの金属プレート船明トンネル
型式 1号型
延長 918M.3
設計 日本鉄道建設公団名古屋支社
施行 大日本土木株式会社
着手 昭和44年10月6日
しゆん功 昭和46年5月31日

「1970-12」の文字 コンクリート庸壁に刻まれた数字は「1970-12」。つまり昭和45年(1970)12月に竣工し、トンネルはその6ヶ月後の完成です。ここまでは「ずい道」とされていましたが、ここでは「トンネル」。

 この後、佐久間線は北を目指して対岸の伊砂(いすか)に渡ります。



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