› 自然と歴史の中を歩く! › 出かけよう!北遠へ › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 国鉄佐久間線の遺構を訪ねて②―白山隧道南坑口

2017年08月06日

国鉄佐久間線の遺構を訪ねて②―白山隧道南坑口

白山隧道 未成線「佐久間線」の遺構の中で、最も南にあるのは「白山隧道」。隧道の位置を推測するため、地図上の築堤を真っ直ぐに南に伸ばすと、天竜浜名湖鉄道神田トンネルの近くに出てしまい、始発駅がであた旧「遠江二俣駅」の方には辿れません。

 トンネルがカーブしていると推論し、だいたい、あの辺と見当は付けるのですが、この目で確かめてみないことには、すっきりとしません。

白山隧道のプレート 近くを歩き回った結果、「八握神社(やつかじんじゃ)」の南の住宅裏の竹や草に埋もれた中に、いかにも鉄道トンネルらしいコンクリート建造物が見つかりました。間違いありません。これが、「白山隧道」の南口です。

 斜面を登ってみると、坑口の外壁には、金属プレートが取り付けられたままでした。草を取り除いてみると・・・

 白山ずい道
 型式 1号型
 延長 36.4M00
 設計 日本鉄道建設公団名古屋支社
 施工 株式会社 池崎工業

白山隧道の内部 侵入防止の金網の奥が左へ緩やかにカーブしているのが見えます。坑口は南口と言うよりも西口。路線は西からトンネルに入りカーブしながら北に出ていたのです。



同じカテゴリー(出かけよう!北遠へ)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
国鉄佐久間線の遺構を訪ねて②―白山隧道南坑口
    コメント(0)