「秋の彼岸」の小國神社境内地⑧―ゲンノショウコ、ガンクビソウとシュウブンソウ
ゲンノショウコの花を見ると、子供の頃を思い出します。乾燥させたゲンノショウコをお茶のように飲むのが、胃腸が弱かった私には当たり前の秋の日常でした。何を食べても、戻したり下痢をしたり。数年前に出会った小学2年生の時の担任だった先生に「あなた、まだ生きていたのね?」と言われてしまいました。
まあ、その話は置いておくとして、ガンクビソウはタバコを吸うときの煙管(きせる)の雁首(がんくび)に似ているところからの命名。ナンバンギセル(南蛮煙管)などと同じ由来ですが、煙管を知っている世代って、もう私たちで終わり。私には喫煙の経験はありませんけどね。
茎を真っ直ぐに伸ばし、小さくて地味な花を咲かせていたのはキク科のシュウブンソウ。もしも、「秋分草(シュウブンソウ)」と名付けられていなかったとしたら、写真を撮ったりはしなかったかもね。
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